山、川、田、草、虫、風、雪、…
自然の中で自然と共に遊んだ子には力がある。
「かけっこが一番」「点数がとれる」、それもいいけれど、それだけではない。
人生80年。生きているといろいろある。
挑戦する時。失敗した時。孤独な時。
ひとを愛する時。友情を育む時。子を育む時。
そんな時、人間の力になるもの。
それは、こども時代の体験。
どれだけ楽しい体験をしたか。
どれだけ美しいものに触れたか。
どれだけ挑戦をしたか。失敗をしたか。
そのすべてが、人生の「宝」。
カマキリも、セミの抜け殻も、
かまどの焚き付けも、
お山のつらさも、一輪車で転ぶことも。
ぜんぶが「宝」。人生の財産。
失敗が「宝」だと知っている人間は、つよい。
生きているって、こんなに楽しい!と知っている人間は、つよい。
自然という「大きな」ものを相手に遊んできた人間は、
人間社会という「小さな?」ものの中で何があろうと、きっと、逞しい。
こども時代に、どれだけたくさんの「宝」を拾い集めたかが、
何年か先の学校での力だけではない、
何十年先の、力になる。
だからこそ、
泣いて、笑って、転んで、起きて。
発見して、感動して、また、笑って。
こどもたちと、こどもたちの目線で、一緒に生きていたい。
こどもたちの小さなからだの中に、たくさんの宝物をつくってあげたい。
大久野幼児園 園長:田中則子
大切なお知らせ
大久野幼児園「森の教室」は、
87歳になる田中則子園長先生の勇退に伴い
令和4年度を持ちまして閉園することになりました。
『 この恵まれた環境での自然保育を
このまま絶やすことなく、
未来を生きる子どもたちにも残したい。 』
閉園という現実に直面した保護者が立ち上がり、
運営母体となる 一般社団 法人 を設立しました。
令和 5 年 4 月からは
「 一般社団法人 紡ぐ手(つむぐて)」が
この土地の自然保育を引き継ぎ
認可外保育施設として運営してまいります。
東京に残る豊かな自然と
唯一無二の地形を生かした保育。
見守って下さる地域の皆様に感謝し
戦後からこの地を卒園した1000人以上の子ども達と
そのお母様方・お父様方の
60年以上の長い歴史を
これからの子ども達にも紡いでゆきたい。
自分の体と自然で遊び
自分で考え、作りだす力
縦割り保育の中で育まれてゆく
仲間を想いやり助け合う優しい気持ち
夏の暑さ・冬の寒さをたくましく乗り越え
お山登りや一輪車・鉄棒を通して
頑張りぬく力
「だって、森の子だもん!」と
胸を張る子ども達の誇らしい顔
今も昔も変わらぬ子ども達の姿
この原風景を5年・10年…
30年後も残してゆきたいと願っております
清原牧師の「幼児園」
田中園長の「森」を引き継ぎながら
名称は新たに「自然保育 森の幼児園」となりますが
基本的な保育内容・保育方針は変わりません。
皆さまの
お力添えを賜りますようお願い 申し上げます。
令和4年8月15日
自然保育 森の幼児園
(大久野幼児園 森の教室)
一般社団法人 紡ぐ手(つむぐて)
-----代表理事-----
印南幸恵
小林かおり
佐藤明希
※保育料など変更がありますので
詳細は下記をご覧ください。
〇ご寄付の お願い 〇
森の幼児園は認可外保育施設 として 、
近隣の自然をフィールドに活動して います 。
国や都からの補助金 は ありません。
園舎も古く、 子どもたちの安全のため
補強工事や修繕なども必要です 。
応援して下さる皆様の気持ちを寄付金 として 、
どうか園の活動をご支援いただけますと幸いです 。
〇寄付の 用途 〇
・森の幼児園の運営費
・園舎補強工事費用
〇 ご寄付の方法 〇
多摩信用金庫
あきる野支店 049
普通 0302110
シャ)ツムグテ
当園への寄付金は税法上の寄付金控除の対象外です。
ご了承ください 。
〇お願い 〇
寄付をしてくださった方は是非ご連絡ください 。
tsumugute@gmail.com
090 6516 5639 いんなみ
※領収書が必要な方はお知らせください。